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Inaki lab
脳の左右非対称性
脳は、右と左で少しずつ構造や働きが違っていて、これを「脳の左右非対称性」と呼びます。この特徴はヒトを含め、多くの動物に見られ、高度な脳の働きを支える重要なしくみと考えられています。
実際に、ヒトでは自閉症や統合失調症の患者さんにおいて、脳の左右非対称性に異常があることが報告されています。
私たちは、ショウジョウバエの脳にある「Asymmetrical Body(AB)」という左右非対称な構造に注目しています。このABの非対称性は、ハエの“長期記憶”の形成に必要であることがわかってきました。
この研究では、ABがどのようにして左右非対称に作られるのか、分子や細胞のはたらきに注目して解明を目指しています。


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